年賀状じまいの文例とマナー|失礼にならない伝え方

年賀状じまいの文例とマナー|失礼にならない伝え方

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ハレ暦は、季節の行事や贈りものの「いつ・何を・どう選ぶか」を先回りで整理する編集メディアです。(編集:こはる)

年齢を重ねたり、連絡手段が変わったりする中で、「そろそろ年賀状のやりとりを区切りたい」と考える方が増えています。とはいえ、長く続けてきた相手に唐突にやめると伝えるのは気が引けるもの。この記事では、角を立てずに年賀状じまいを伝える段取りと、そのまま使える文例の考え方を、やさしく整理します。

知ってた? 「年賀状じまい」という言葉は、もともと決まった作法があったわけではなく、ここ十数年ほどで広まった比較的新しい習慣です。だからこそ**「こう書かねばならない」という唯一の正解はなく**、相手との関係に合わせて言葉を選べる余白があります。堅く考えすぎず、感謝を軸に組み立てるのが基本の考え方です。

まず結論:年賀状じまいは「感謝・理由・今後」の3点で伝える

  • 最後の年賀状で伝えるのが一般的な段取り。突然やめて音信不通にしない
  • 本文は①これまでの感謝 ②区切る理由(ぼかしてOK) ③今後の連絡手段の3点が基本形
  • 理由は「高齢のため」「区切りとして」などやわらかく。相手を突き放す言い方は避ける
  • LINE・メール・電話など別の連絡先を添えると、縁を切る印象になりにくい
  • 出すのは通常の年賀状と同じ時期。元日に届く段取りで用意する

年賀状じまいとは?よくある3つのきっかけ

年賀状じまいとは、これまで続けてきた年賀状のやりとりを、相手へひとこと伝えたうえで区切ることです。黙って出さなくなるのとは違い、最後にきちんと挨拶をする点が大切とされています。

きっかけは人それぞれですが、次のような理由が多く見られます。

きっかけ 伝え方の方向性
年齢・体力の負担 「高齢になり」「筆を執るのが難しくなり」とやわらかく
連絡手段の変化 「今後はメールやLINEで」と代替手段を前向きに提示
枚数を整理したい 理由は詳しく書かず「区切りとして」とぼかす

たとえば、70代を迎えた方が「毎年の準備が負担になってきた」と感じたら、その年の年賀状に一文添えて区切る、というのが自然な流れです。理由を細かく説明する義務はなく、「感謝」を前面に出せば十分に気持ちは伝わります。


文例の作り方(3つのパーツで組む)

年賀状じまいの文面は、ゼロから考えると難しく感じますが、3つのパーツに分けると組み立てやすくなります。

パーツ①:これまでの感謝

長年のお付き合いへのお礼を、最初に置きます。

  • 「長年にわたり年賀状をいただき、ありがとうございました」
  • 「毎年のご挨拶を、いつも楽しみにしておりました」

パーツ②:区切る理由(ぼかしてOK)

理由は具体的に書きすぎず、やわらかく伝えます。

  • 「高齢になり、年始のご挨拶を今年限りとさせていただくことにいたしました」
  • 「勝手ながら、本年をもちまして年賀状での挨拶を控えさせていただきます」

パーツ③:今後の関係・連絡手段

縁を切るのではないと伝えるのが、印象をやわらげるコツです。

  • 「今後はメールやお電話でご連絡できれば幸いです」
  • 「変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます」

たとえば、12月の投函前に上の3パーツを1文ずつ選んでつなげれば、それだけで失礼のない年賀状じまいの文面が完成します。相手が親しい友人ならくだけた口調に、目上の方なら丁寧語を厚めに、と調整しましょう。

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手順・段取り・注意

いつ出す?

年賀状じまいの挨拶は、通常の年賀状と同じタイミングで出すのが一般的です。元日に届くには、例年12月25日頃までの投函が目安とされますが、年によって変わるため、毎年日本郵便の公式案内で確認してください。

早めに動きたい方は、年賀状の早割と元日逆算の段取りもあわせてご覧ください。最後の一枚こそ、余裕をもって用意したいものです。

相手ごとに文面を変える

全員に同じ文面でも問題ありませんが、関係が深い相手には一言添えると気持ちが伝わりやすくなります。印刷の定型文に、手書きのメッセージをひとこと足すだけでも印象が変わります。

注意したいこと

  • 突然やめない:黙って出さなくなると、心配や誤解を招くことがあります
  • 理由を詰問調にしない:「面倒なので」といった率直すぎる表現は避けるのが無難
  • 喪中と混同しない:喪中は「不幸があった年の挨拶を控える」もので、年賀状じまいとは別です。喪中の段取りは喪中はがきの準備を参照してください

たとえば、目上の方には「ご挨拶を今年限りとさせていただく非礼をお許しください」と一言添えると、丁寧な印象になります。


よくある疑問

Q. 年賀状じまいは失礼にあたりますか?
A. 感謝を伝え、今後の連絡手段を添えれば、失礼にはあたりにくいとされています。むしろ黙ってやめる方が誤解を招きやすいため、ひとこと挨拶を入れるのが丁寧な段取りです。

Q. 何歳から出すものですか?
A. 決まった年齢はありません。体力的な負担や生活の変化など、自分が区切りたいと感じたときが目安です。若い世代でも連絡手段の変化を理由に出す方がいます。

Q. 全員に出すべきですか?
A. 相手を選んでも問題ありません。仕事関係だけ続ける、親しい友人にはLINEに移行する、など相手ごとに使い分ける方も多くいます。

Q. 年賀状じまいを受け取ったら、返事は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、寒中見舞いなどで軽くお礼を返す方もいます。返信する場合は、相手の区切りを尊重し、再開を促すような書き方は避けるのがマナーとされています。

Q. 一度出したら、もう年賀状を送ってはいけませんか?
A. 厳密な決まりはありません。状況が変わって再開したくなったら、改めて挨拶を添えて送っても差し支えないと考えられています。


年賀状じまいは、長いお付き合いに感謝しながら、無理のない形へ切り替えるための前向きな段取りです。焦らず、感謝を軸に、あなたらしい言葉で締めくくってみてください。

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